病気や事故・思ってもない危機にしっかりと受け止める保障がなかったら?『保険の歩き方』で生命保険や損害保険の仕組みやケーススタディわかりやすく解説します。

保険の歩き方

上手な使い方 法人

5分でわかる【赤字法人】のための【保険活用】術

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中小企業にとって、経営者と従業員に万が一のことが会った時の備えは欠かせません。

なぜなら、万一の際には、【従業員】はもちろん【取引先】や【従業員の家族】【経営者の家族】にも大きな影響を与えるからです。

会社存続のための資金

  • 融資元との信用維持
  • 新規従業員の確保
  • 取引先との信用維持

中小企業の場合、経営者自身が銀行などの融資元との重要なパイプ役となっているため、金融機関からの資金の引き上げ継続融資の見合わせの対象となるケースも多く見られます。

また、経営者や重要な技術者に万一のことがあると、取引先との信用維持や新たな従業員の確保に大きな労力が必要となります。

赤字の中小企業だからといって、保険(万一の準備)が必要ないということはありえません。会社の存続のために無理なく無駄なく【万一に備える】ことは大切です。

ランニングコストの低減と資金調達

【団体生命保険】や【経営者個人名義での生命保険】に加入している場合、それらを活用したランニングコストの削減や資金調達を行うことも可能です。

  • 保険の組み直しによるランニングコストの削減
  • 保険の組み直しによる資金調達
  • 契約者貸付による資金調達

将来の見通しに不確実性が高まった現在。契約した時には負担にならなかった超長期の保険契約も、短期中期に照準を合わせた経営方針と乖離している契約形態です。
短期中期の経営実態に合わせたムダのない保険契約とすることで、保険料支払いによるランニングコストの低減が可能になります。

積立型の保険契約を短期中期の定期保険に変えることで、多くの解約返戻金を得ることができるため、必要な広告費や設備に資金を回し経営改善に資することが可能です。

契約の見直しに至らなくても、保険契約者として積み上げた信用から保険会社からの契約者貸付として資金を獲得する方法もあります。

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経営者のための債権者対策

代表者個人を保証人に金融機関から融資を受けている場合、経営者没後の企業統治の混乱から資金繰りにつまずき、債権者が遺族に返済を迫るケースが多く見られます。

債権者は貸付相手が法人であろうと個人であろうと返済に窮すれば保証人へと矛先を向けます。

相続対策と生活費等の必要資金の確保

団体保険でなくとも、経営者個人の生命保険を厚くするすることをおすすめします。生命保険金は相続人固有の財産ですから、企業の債権を含んだ資産の相続をすべて放棄して、生命保険金を受け取る形にすることも可能です。

相続者と法人の関係・資金を融資している金融機関との関係・保険契約の内容によって、【万一の時のシミュレーション】が大きく変わりますので保険のプロに相談することは必須とお考え下さい。

まとめ

  • 会社存続のための資金を確保する
  • ランニングコストを低減する
  • 資金調達を行うこと
  • 経営者の家族のための資金を確保する
  • 経営者の家族のための相続対策を行う/li>

赤字であっても従業員・取引先・金融機関・残される家族のための保障資金を確保することは必須です。

法人向け保険のこと・生命保険のこと・解約返戻金の金額・契約者貸付の金額・相続対策など、保険のプロに相談してみましょう。

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「保険の歩き方」のコミュニケーターです。 民間保険・公的保険の仕組みや使い方を、わかりやすく説明する担当者です。 保険や社会保障の仕組みは、大切だけどわかりにくい情報がたくさんあるから、 わかりやすくまとめて・わかりやすく伝えることを心がけています。

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